「塩鉄論」は、財政打開策で行った塩、鉄、酒の専売の是非についての論議を編集したもので、当時の政治や社会、経済、学問、芸術などについても書かれています。 弱者も絶体絶命の窮地に追い込まれると、必死に反撃することのたとえ。 「窮」という字は、ものごとのギリギリのところを示します。
2使うよりも読むことが多い? このことわざは自分で使うよりも 歴史もののお話などで 目にすることが多いと思います。
それもたいていは、相手の顔に向かっていく。
猫に追い詰められたネズミは、逃げ場がなくなり、猫に反撃することがあります。
この本は、道徳論でなく、現実に実社会で生活するための知恵がいろいろ集められています。
「窮」という字にはギリギリの場所、状態という意味があります。
ここから「窮鼠猫を嚙む」が、「絶体絶命の窮地に追いやられれば、弱者でも強者に歯向かうことがある」になりました。
ドラえもんとかトムとジェリーとかの マンガやアニメだと なんだかネズミのほうが強い みたいになっていますが、 あんなの現実にはちょっとないでしょう。
9そのため、相手との力の差がさほどない状況で使うのは適切ではないと言えるでしょう。 より詳しく言えば、追い詰められた人間がその状況を打破するために、必死に何かをする事を指します。
出典は、「塩鉄論・詔聖」。
鼠は塀の下の隙間から向こうへ逃げおせ、猫はしばらく立ち去りがたい表情でうろうろしていました。
原文は「死すれば再びは生きず、窮鼠猫をかむ」となっていて「死にものぐるいになっている鼠は、死んだらもう生きかえることはないのだと、最後の力をふりしぼって戦う」と述べているのです。 これで、若い子たちから「窮鼠猫を噛む」の意味を聞かれても、自信を持って答えられます。
19子供のいじめの問題もそうですが、パワハラ問題がニュースになることも多い世の中です。
獣窮まれば即ち嚙む(じゅうきわまればすなわちかむ) 窮寇(きゅうこう)とは追い詰められた敵のことで、これを更に追えば死に物狂いで逆襲されることを言います。
これはネコの生得的解発機構に合わない。
なぜタヌキが出てくるのか不思議な感じがしますが、じつはこの「狸」はの類を意味していて、日本でも当時はネコと訓読みしていたようです。 実は、このことわざには教訓があります。 その強弱は力のことだけじゃありません。
14「相手を逃げ場のない所に追い込んではならない」という点については「孫子・九変篇」の兵法のなかで一つの項目として取り上げられています。
せっかくなので、「窮鼠猫を嚙む」の類語も確認しておきましょう。
【出典】 『塩鉄論』 【注意】 - 【類義】 窮寇は追うことなかれ 【対義】 - 【英語】 A baited cat may grow as fierce as a lion. また、別の表現では「Despair gives a courage to a coward(絶望の縁に立てば、臆病者にだって勇気が与えられるものだ」があります。
窮鼠猫を噛む: 絶体絶命の窮地に立った時、弱者でも強者に反撃して、相手を苦しめること 「窮鼠猫を噛む」の意味を詳しく 窮鼠猫を噛むとは、 ピンチに立った時、弱い者でも強い者の意表を突いて逆襲し、相手を打ち負かすこともあるという意味です。 また、別の表現では「Despair gives a courage to a coward(絶望の縁に立てば、臆病者にだって勇気が与えられるものだ」があります。
14「窮地」という言い方が有名です。 意味について 窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)とは 弱い者でも、 本当に追いつめられれば 思わぬ力で反撃してくる、 という意味です。
一般的に、ネズミはネコを見かけたら、逃げることはあれど、逆らうことはないと言われています。
トムとジェリーのように、追いかけっこしていても仲良しだったら良いですけど、逆襲されるまで追い詰めるのはホントにやめましょう。